重陽の節句に月茶を

ご覧いただきありがとうございます☆

漢方茶のお店・祥福堂の祥子です。


今日明日と台風がやってくる福岡ですが、いつの間にか暦の上では秋になっています。(もちろん旧暦です)

ということで、秋の行事が目白押しの今週です。


9月9日は『重陽の節句』

9月10日は『中秋の名月』


と、なっています。

今回は特に重陽の節句について、祥福堂が取り扱っている薬草とも馴染み深いのでご紹介したいと思います。



『重陽の節句』……「陽が重なる」で「ちょうよう」と読まれる節句です。

中国では奇数のことを陽数といい、縁起がよいとされてきたそうです。

なかでも最も大きな陽数「9」が重なる9月9日を「重陽の節句」と制定。

無病息災や子孫繁栄を願い、祝いの宴を開いたことが起源とされています。 

一方で陽数が重なると災いが起こりやすく不吉だとも考えられていて、よくないことが起きないようにと9月9日には邪気を払う風習が根づいたとも言われているそうです。

重用の節句は平安時代に他の五節句と共に中国から伝来され、以後主に平安貴族の中で親しまれてきました。



旧暦の9月9日は、現在の10月中旬ごろに当たります。

その時期はちょうど菊の花が美しく咲き、見頃を迎える時期です。

菊は邪気を払う力をもつ霊草と信じられていたこともあり、重陽の節句に菊の花を観賞したり、菊の花を漬け込んだお酒を飲んで無病息災や不老長寿を願ったとされています。


そう、その菊花。

なんと祥福堂でも取り扱っている薬草です!



そして、秋の養生漢方茶・月茶にもブレンドしています!


月茶は秋に喉風邪を引きやすい、乾燥しやすいという方を中心に、弱りやすい肺を養生するブレンドになっています。

菊花は風や熱の邪気を払い、気の巡りも良くしてくれます。

重陽の節句では菊花をお酒に~と書きましたが、お酒が飲めない人も月茶ならベースがノンカフェインの黒豆茶なので夜寝る前のひとときに飲まれても問題なし!


味としては全体的に甘い味かな?

喉と肺を潤す金柑や瞳を潤すくこの実が甘めです。


私自身も昔は季節の変わり目と言われる時期によく喉風邪を引いたので、その反省を踏まえて毎年このブレンドの漢方茶を飲んでいます。

「ちょっと喉が乾燥しているかも」と思ったら即座にこれ。


昨年から販売していますが、好評いただいている漢方茶のひとつです。

(ていうか、黒豆茶ベースのものは大体人気商品になっていく。。)



まあ、別に重陽の節句だけに限らず、秋のちょっとした?プチ?雅な世界をこの月茶と共にお楽しみいただけたら幸いです!



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